2012年2月25日土曜日

今日の将棋NHK杯は名人対竜王の好カードでした。 解説の郷田さんは名局と最後に言...

今日の将棋NHK杯は名人対竜王の好カードでした。

解説の郷田さんは名局と最後に言っておられましたが、竜王は完全に受けにまわっていましたし、8六桂、3八飛という反撃も結局できませんでした。

投了図を見ても成銀や香車が遊んでいるし、名人の矢倉はそのままです。



強くないので、よくわからないのですが、この将棋は強い人から見てどうなんでしょうか。





http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi


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将棋の下手な人が、羽生さんの途中の盤面図を見たら、へぼ将棋、負け将棋と思うでしょうね。「これでいったいどうするのだろう。」と心配していると、いとも簡単に的確に答えを出していきます。他の棋士にも解らないのに、羽生さんだけそれが解るみたいです。

攻めが切れたら、それこそボロ負けなんですが、そんな事はいっさいお構いなくですね。1つも間違えずに最後までいきました。

郷田さんが「名局」と言ったのは、「根性に圧倒された。」という意味でしょう。

羽生さんが完璧に指したら、相手は手も足も出ないです。渡辺さんに強烈な印象を与えたと思います。

1つ補足すると、羽生さんは矢倉の名手である谷川さんを既に撃破していますので、矢倉には絶対の自信を持っています。それだけ今日の試合は今後に関わる大切な試合だったということです。



録画を見ていて、若干修正します。

この将棋は羽生さんが竜王戦で負けた同じ戦法を、同じ相手に仕掛けたということですから、礼儀として渡辺さんから手を変えることはできないです。それを踏まえたうえで。

まず、羽生さんが1六歩と香先の歩を突いたのに対して、渡辺さんも1四歩と挨拶しました。ところが、今度は渡辺さんが9四歩と突いても、羽生さんは無視。渡辺さんは9五歩と延ばしましたが、これによって羽生さんは2手稼ぐことができました。更に1筋の歩をお付き合いしているので、香を捨てるという荒技の攻めが加速され、3手も4手も早く敵陣に迫ることができました。

羽生さんが玉の退路を断ってまで攻撃に専念したのに対し、渡辺さんはいざというとき逃げようと開けた歩を再度閉じることとなり、更には終盤にもう一度1四歩と、王の逃げ道を開けるという無駄の繰り返しをしたのでは、屈辱的としか言いようがないでしょう。

たしかに、見方によっては接戦ですが、これでは手の中で踊らされていたという評価でも仕方が無いと思います。

この1敗は、10敗ぐらいのダメージを受けたのではないでしょうか。



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あ、あのそもそも、郷田先生は「"羽生さん"の名局」とおっしゃっていましたよ。



つまり、羽生さんの攻めが柔軟かつ鋭かったんですね。渡辺さんとしてはちょっと不出来でしたかね。


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将棋というのは、受けきるか攻めきれるかの勝負になる事が多々あります。正にあの勝負は羽生名人が攻めきるか渡辺竜王が受けきれるかの勝負でした。羽生名人の攻めは今にも切れそうなギリギリの攻めでした。それは、渡辺竜王に攻めるチャンスを一手でも与えてしまったら、形成が一気に逆転してしまう将棋だったからです。あるいは渡辺竜王に受けきられていても、羽生名人は負けていたでしょう。もう羽生名人に残された道は、相手に一手も攻める余裕を与えずに、最後まで指しきるしかないという将棋でした。その攻防は紙一重と言えるでしょう。


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郷田九段の説のとおりです。



解説者が、感動しているようにも見受けられまし

たので、まさに名勝負でしたね。



羽生NHK選手権者の攻めが続かなければ、持

ち駒の多い渡辺竜王の勝ちでした。



羽生名人は、全身全霊で勝ちに行き、見事寄せ

切りましたが、両者一分の隙もないような名局で、

観ていて鳥肌が立ってきましたよ。(笑)


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kame542さんはわかってないですねぇ。後手番矢倉の究極は受け切り勝ちかカウンターで勝つかなんですよ。

渡辺竜王は受け切るかどうかホントギリギリでした。


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見ごたえのある将棋だったと思います。

というのは、本局の進行を見て、わかる人はすぐわかったはずなのですが、この将棋は昨年末(2010年10月26・27日)にこの二人で戦われた、竜王戦第2局と62手目まで全く同じ進行だったのです。



竜王戦第2局

http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/ryuou20101026-27.html



NHK杯戦準決勝

http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi



竜王戦では先手番の挑戦者羽生名人が敗れました。しかし羽生名人は自分がタイトル戦で敗れた同じ戦形をこの準決勝の舞台で再びぶつけてきたのです。私はここに羽生名人の第一人者としての意地を見ました。

こうした背景を考えて見ていただけるとまた別の意味で本局は楽しめたのではないかと思います。終局図は確かに大差に見えますが、攻防については本当にギリギリのところだったと思います。


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とても見ごたえのあるいい将棋だったと思います。

羽生名人の攻めがつながるか切れるかのギリギリの攻防でした。

攻めが切れずに羽生名人が勝ちましたが切れていれば渡辺竜王の勝ちです。

時間の長い将棋では違う結果になったかも知れません。




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自分は強くないですが・・・

あまりにも受けって感じですね。なんだか初めから負け腰将棋でしたね。

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