将棋にチェスでいうステイルメイトは存在するのですか?
理論上はありえるけどほぼ不可能なので、ルールではどうなっているのか気になりました。詳しい解説もあればよろしくお願いします。
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将棋にステイルメイトは存在しません。
ルール上、着手の義務があります。
なので、反則手しか指せない場合でも、
「指して負け」ということになります。
「理論上はありえるけどほぼ不可能」ということはありません。
相手が大差なのに投了しないと「全駒(全部の駒を取られる)」と
言うことも簡単に起こりえます。実際にはそれまでに投了するからで、
いつまでも投了しないと、かなりの頻度で起こりますよ。
チェスの場合、取った駒の再利用ができないので、負けている方が
うまく「ステイルメイト」に誘導して、引き分けに持ち込める可能性が
ありますが、将棋の場合、ステイルメイトを仮に引き分けと定義
したところで、よほどうっかりしない限り、相手玉を簡単に詰められるので
勝負として意味がありません。
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将棋のルールには明記されていないようです。有り得ないものは明文化する必要が無いとの態度でしょうか。
かつて私もこの問題に興味を覚え、古いファミコンソフトで実験してみました。
私が六枚落として敵さんの全駒を取り(従って如何にレベルの低いソフトかわかるでしょう)、生かさず殺さずじわじわと包囲してステールメイト状態を作り、興味津々見守っていると、やおら羽織袴の正装をした人物が現れ(棋士のつもりでしょうか)、正座して深々とお辞儀をし、ぴゅーと小さくなって消えてしまいました。ちなみに普通の詰みによる勝利ではこのようなオマケは有りませんでした。粋な設計者もいたもんです。
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>理論上はありえるけどほぼ不可能なので、ルールではどうなっているのか気になりました。詳しい解説もあればよろしくお願いします。
昔、将棋世界の創作次の一手で、それに類似するのがあった。
「動ける駒どれを動かしても自殺手になるが、唯一、無駄で何も影響しない手がある。これを探して、相手に次の手を渡す」というもの。相手は、何かしら影響する手を指さなくてはいけなくて、それが全部「自殺手になる」という次の一手だった。
閑話休題。
将棋はルールは「自分の手番では、指さなくてはいけない」というのがあるのみで、スチルメイトという概念はない(ルール上で明記していない)。
つまり、チェスでいうところのステイルメイト状態に追い込まれたら、「反則手(王手に踊りでるとか)」「投了する」の二者択一になる。たまに、時間切れに突入とかね。
さらに、閑話再開。
たまに、諦めの悪い下級者さん相手に「詰めるのではなくて、全駒」で裸玉の回りに龍とか王手にならない様に配置して、あとは持ち駒を打ち尽くして...ってなことがたまにある。なので、理論上もあるし、実際にもある。
Yahoo!将棋だと、「玉しかない」「その玉がどこにも動けない(=指す手が一切ない)」に追い込むと、時間切れになって終わる。
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