チェスと将棋はにたようなゲームですが、それぞれのルールのルーツについてわかる方教えていただけませんか?
閲覧ありがとうございます。
イギリスのチェスと日本の将棋って、似てるようでルールが異なりますよね?
特に一番違うのは、チェスは取った駒は再使用できませんが、将棋は自分の駒として使えることだと思います。
そこで疑問に思ったのですが、「チェスは取った駒を何故再使用できない」
もしくは「将棋は何故取った駒を再使用できる」というルールのルーツです。
このルールのルーツは、何か宗教的なものが関係していたり、文化的なものが関係していたりするのでしょうか?
チェスは敵を討ち取ったことで敵の駒が死ぬ、将棋は敵を生け捕りにしているということなのでしょうか?
この件について、知っている方がいらっしゃいまいしたら、ご教授ください。
よろしくお願いします。
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将棋やチェスはインドのチャトランガという物が起源と言われています。
そのチャトランガが各地の文化の影響を受けながら変わった物が、
将棋やチェス、中国の七国象棋などですから、
当然、その違いには文化的な背景があるはずです。
「相手の駒を自分の持ち駒にする」ことに関してですが、
ここでいろいろと解説しています。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=100306
要約すると、つまりは西洋の場合、他民族間での戦争が主であり、
民族を賭けた戦いであった為、やるかやられるかの滅ぼし合いだった。
対して日本は同族間での領土を賭けた利権争いが多かったため、
敵を徹底的に滅ぼすかのような行為はしなかった。
よって、チェスの場合は相手を確実に亡きものにするので自軍には降らない、
将棋の場合は同族なので寛大な処置によって味方として再度活躍できる。
というような事だと思います。
しかし、私としてはこの考えは半分正解、半分間違いだと思います。
中世ヨーロッパでも捕虜になる騎士(兵士)は大変多く存在しており、
それらの処遇は大抵、身代金との交換による引き渡しでした。
やはり、他民族間の争いが多かったからなのか、
同族間での絆や忠誠心などの騎士道が強かったらしく、
敵国の兵士として降るということは、まず無かったそうです。
その為、処刑するか返すかのどちらかになる訳ですが、
処刑をしても何の生産性もなく、敵へのダメージも大したものではないので、
身代金を取り、生産の方に繋げたそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8D%95%E8%99%9C
つまり、殺されてはいないものの敵国に懐柔される事もなかった為、
将棋の様に取った者の持ち駒になるというルールが作られなかったのでしょう。
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