2012年3月27日火曜日

将棋(講座)について。 NHKでやっている将棋講座を見ています。先日15日分を見...

将棋(講座)について。

NHKでやっている将棋講座を見ています。先日15日分を見たのですが、みなさんはどう思いましたか?


あれは、要するにウソ手というか、ハメ手というか、講座で心理作戦!?と疑問に思いました。麻雀じゃあるまいし。

まあ、私みたいにお遊びで指してる分にはいいと思います。確かに弱い者同士で指してる時は、あの局面で桂を打ったら、相手がビビったりして、詰み筋を考えずに桂打ちに相手してくれてラッキー!という展開もあるでしょう。

まあでも、そーゆー作戦は、テレビの講座でやるのにはふさわしいのでしょうか??みなさんはどう思いますか?


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結論から言いますと、山崎さんの講座は、NHK講座としては内容がイマイチですね。

逆転の実戦心理というのは、実はかなり重要です。私もかつて知恵袋の回答に書きましたが、特に終盤で劣勢の時は「相手を迷わせる手、局面を複雑にする手をいかに多く指せるか」、優勢の時は「いかに分かりやすい形に持っていくか」というのは、高段へのステップとしては必須なのです。但しそれは「基礎がしっかりできていること」が大前提なのです。

この講座は、そのような実戦の駆け引きを如実に解説しているあたり、山崎さんの言いたい事や気持ちはとても良く分かるのですが、この講座は一体誰を対象にしているかが良く分かりません。一言でいうと、一つ一つの実戦例から導かれる結論に、汎用性がないのです。

このような講座は、テレビ講座としてより、単行本で特定の人に読んでもらう方がはるかに有用です。以前、毎日コミュニケーションズから「大逆転!させる技、させないテクニック」という良著が出されました。あれはまさに劣勢時の考え方や実戦の駆け引きなどが豊富な実戦例で示されていて、素晴らしい本でした。ただ「大逆転!」は、NHK講座で万人に見てもらうにはあまり相応しくない内容でした。

おそらくこの講座も単行本としてまとめられるでしょうし、その位の価値はあるとは思いますが、講座としてはイマイチですね。



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そりゃありでしょう。むしろ、好ましいと思います。

質問者は、不利な局面からどう粘るか、という局面を実戦で体験したことがありませんか。

どうあがいても正確に対応されると負けという局面です。そこに最善手はあるでしょうか。

質問者の観点からいえば、最善手はないく投了すべきということになりますが、現実には多くの場合、逆転の希望を託して指すことになります。

その指し方を解説するというのは、盲点をついた、非常に鋭い視点で作られた番組だと思います。

というかそれまでが固定観念にとらわれすぎていただけですが。


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自分も同じようなことを前々から考えていました。将棋を強くなりたいと思って、つい最近(4月)からNHK将棋講座を見始めたのですが、今回の講座は、相手が冷静に落ち着いて、的確に指されると本当は負けていたという要素がとても大きいような気がして、心理に迫りよるような、実際ハメ手のような感じがしますよね(・・;)

しかも、「こうこう、こうなることによっても不安心理が生まれて相手はこういった手を焦って指した」といった感じで、なんだか将棋講座に求めていたものとは結構違いました。確かにそういった心理作戦というのも、将棋は勝負事なので、かなり重要なものだとは思います。でも、自分が将棋講座求めていたのは、相手に受けを難しくさせるような攻め方・戦略といったようなものだったり、受けの手筋・好手といった類のものだったので、正直がっかりです。

先月のでは、[遊び駒を取らせて手を稼ぐ]などといったものは、ちょっと使える考え方だなと思ったりはしまずが、でも実際その程度で、あまり学べるような感じではありません。不安心理を扱った講座にしたいならば、もう少し対局の流れを中心にした講座にすべきだし、というよりも、[遊び駒を取らせて手を稼ぐ]といったような格言を述べる程度にとどめるだけでいいように感じます。

今回のように、相手が下手な手を打たなければかつ見込みは0といったような局面を扱ったものでなく、まだまだ反撃の余地もありながらも、攻め込まれた局面といったようなものを扱って、こういった攻めに対してこういった受けをしてしのぐといったような講座とかならば、テレビの講座としてふさわしかったような気がします。



結論として、今回のNHK将棋講座は、勝った試合だから山崎さんはなんとでも言えますが、実際、相手に少し冷静に考えられていたら即投了の対局であると思うと、題材の棋譜としても、テレビの講座でやるものとしては、ふさわしくないように思います。もう少し正統な、実際の対局などに汎用性のある内容の講座が見たかったです。



ダメ押ししますと、将棋の解説の中で、山崎さんが鈴木さんに「ここではどういった攻めを相手はすると思いますか?」と尋ねて、鈴木さんが「こうですか?」と言って指した手が、「う~ん、そう打たれると負けてましたね・・・・」といったみたいな感じになることも多いですよね。つまり、パッと指し手を聞かれて、鈴木さんでも答えられるような手(もちろん元女流アマ名人なのでかなり強いとは思います。)でその対局は即投了ものだったとすると、実際の対局者だった相手はプロの方ですし(相手は、1日放送のは藤井竜王、8日放送のは久保利明8段、15日放送のは阪口悟4段)、冷静に考えればかなりの高確率で思いついたのではないでしょうか?やっぱり、勝った試合だからなんとでも言えるといった感じで、将棋講座用の棋譜として使用してますが、実際どうなんでしょうかね~。



でもまぁ批判してもしょうがないですし、逆転術という新発想の内容の講座として、これからも見ていく予定です^^


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アマ試合に出ている者としての意見です。

もともと逆転狙いの講座ですが、この週は特に大差負けの局面でした。

普通に指してもジリ貧なのは見えてるので一発狙いをするのは当然とまでは言いませんが「実戦的」です。



実際に試合で人に見られながら指す対局というのは優勢な方がすごいプレッシャーなのです。プロならまず大きなミスはしないからわかりにくいでしょうがプレッシャーはアマが感じるそれ以上と推測できます。

「ここから負けたらどうしよう?」という感じで。なまじ序盤で差をつけてしまうと逆に困ってしまうくらいです。すると無難に勝とうとする心理が生まれ、ワナにかかりやすくなることがあります。

従来の将棋講座は大雑把に言えば互角の局面から「こうこうこうすればどちらかが良くなる」という話ではありませんでしたか。

今回の講座ほど「勝つ」ことを命題にした講座はあまりなかったのでは



人間同士の対局ですから心のスキを突くということも立派な戦術です。

何も盤外戦術を教えているわけではないのですからどうか寛大に。



一度大会に参加されてみては?逆転勝ちはシビれますよ(^0_0^)。


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こんにちは、まったく同感です。前回までは(特に居飛車目線)楽しく見ていたのですが、不愉快な思いをしました。山崎七段も、途中で説明に困っていたような感じでした。

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