将棋の右玉という戦法について質問です 右玉という戦法は対居飛車、対振り飛車の...

将棋の右玉という戦法について質問です



右玉という戦法は対居飛車、対振り飛車の両方に使えるということで得意戦法にしてみたいな、なんて思っているのですが



右玉という戦法自体が何を狙

いとする戦法なのかがよくわかりません



ネットで右玉の解説を見たのですが「自分から攻めるのではなく、カウンターを狙う戦法」と書いてあり、僕にはその「カウンター」という感覚がよく分かりません(本を買って読んでもみたのですが、どうも感覚がつかめません)



右玉のカウンターとは振り飛車でいう、「駒を捌く」みたいなものなんでしょうか？



右玉の狙い筋や下段にいる飛車の役割みたいなものも分かりやすく教えて頂きたいです

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質問者様がおっしゃるように、右玉はほぼ全ての戦型で使えるので

これをマスターしない手はないと思います。

特徴としては、

①飛車が一段目で利いており、角の打ち込みに強い。

角交換になれば、自分だけ馬を作る展開に持ち込めます。

②飛車を色々な筋で使うことが出来る。

これは、①同様一段目が開いている為に可能な手段で

飛車を一段目で横に動かして、攻めにも受けにも使え、飛車の能力を

最大限に活かす事が出来ます。

③左右の桂馬が使いやすい。もっと言うなら

矢倉戦同様、全ての駒を働かすことが可能です。

④金銀がバランスよく前面に利いており、仕掛けられにくい。

これは、①～③のトータルともいえます。

無理に攻めてくれれば、カウンターの楽しみがあります。

しかし、仕掛けを見送られれば千日手もあり得ます。

⑤玉が薄く、逆転負けしやすい。

一旦相手のの攻めが決まると、粘りが利きません。

相手の飛車角と自分の金銀の交換でも、

攻めの拠点が残っていれば、挽回はほぼ不能です。しかし、

攻めをいなして逃げまわれば逆転も狙えます。



カウンターの筋は、対角換わり腰掛銀矢倉だとすると

①飛車を2筋において、24歩～25歩～25桂馬の継ぎ歩

②持ち角で相手の飛車をいじめる。例えば、

相手が攻めてきて桂馬を跳ねたら73角～64角成りと

飛車をいじめながら、馬を作る。

他にも色々あります。

振り飛車の捌くとはぜんぜん違います。

右玉はどこまで行っても、隙のない陣形を

主張しながら、徐々にポイントをとる戦法です。

その鍵は、一段飛車と、金銀のバランスなので、

あまり派手に駒の交換をすると、このバランスが崩れ

ただ玉が薄いだけの構えとなります。

自陣の金銀は出来るだけ残して、持ち駒+飛車・桂馬で

反撃するのが基本です。

あと、飛車だけは絶対に渡してはいけません。

以上が一般的な右玉の簡単な説明です。



対振り飛車の糸谷流右玉は、右玉から

積極的に仕掛けていけるかなり攻撃的な戦法です。

しかし、ここでは書ききれないのでサイト等で調べてください。

サイト検索する時、「右玉」とか「左玉」で検索すると

ゲイ？関連のページに行くことがあるので、注意してください（笑）



最後に、勉強材料を紹介します。



私が一番良く見たサイトですが、

今年の10月28日に閉鎖されるようです。お早めに閲覧ください。

http://level8.web.infoseek.co.jp/

他にこのサイトも勉強になります。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~danro9/senseki.html



書籍では、「右玉伝説」「とっておきの右玉」「風車の美学」

等が著者のこだわりが感じられ面白い作品だと思います。



長くなりましたが、質問者様が、

右玉が得意になれるよう、お祈りいたします。