将棋のマナー「投了」について
みなさんは、逆転が不可能なほど形勢に差がついているのに、投了しないで指し続ける人をどう思いますか?
将棋は、諦めたらそこで終わりだから最後の最後まで頑張る、と言うのが基本ですが、
この程度を超えていて、もう本当に逆転が不可能なほど形勢に差がついている場合です。
しかもすぐに詰みがある訳でもなく、形勢は拡大に大きいものの詰みまではまだ手数がかかるという場合です。
別にルール違反をしているわけではないんですけど、こうった場合でも投了しないで指し続ける人って
私は気持ちよく感じません。
実際のマナー的にはどうなのでしょうか?
あと、素朴な疑問なのですが、
投了しないで指し続ける人って、もしかして
「どんなに大きく差がついたとしても途中で投了しちゃう方がマナー的によくない。」
とか思っているのでしょうか?
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将棋四段です。
マナー的には全く問題ありませんよ。
プロでも、頭金の詰みまで指す人もいます。この前のNHK杯もそうでした。
確かにYahoo将棋で弱い人と指していると、たまにほとんど全部の駒を
取ってしまうほど形勢が大差になって、相手が全く指し手がないのに
投げない人はいますね。
見苦しくて、あきらめが悪い人だなぁ、とは思いますが、こういう人を見ると
ついいたずら心が出てしまいます。例えば相手は片美濃囲いですが、
その他の駒はほとんど全て取られてしまい、端に遊んでいる香車があるだけ、
というような大差の局面でも投げない場合は、わざと端の香車を取りに
行って、その後、と金をたくさん作る、などとすると、この間、相手は全く
指す手がありませんから、さすがに投げますよ。
ここまで大差でないが、明らかに必敗、というくらい大差、という局面で
私も投了やむなし、というくらいの局面から、悔しくて投げられず、
粘っていたら、逆転してびっくりしたことも何度かあります。
また、NHK杯でも解説者が「次はもう指す手がありませんから、投了の
一手です」などと言うほど大差なのに、なんとここから逆転して解説者も
びっくり、というのも見たことあります。
また必敗になっても投げずに、頭金で詰まされるまで指し、
「もしかしたら相手が心臓発作で倒れるかもしれない」と言った
若手プロもいるらしいです。
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私が以前そうでした、<どんなに大きく差が付いたとしても途中で投了しちゃう方が
マナー的の良くない>
そうじゃないんです、心底はただ単に悔しいだけ、後タイミングもあります
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マナーというより美学の問題でしょうね。多くの場合、たとえプロでも確かに見苦しいものです。
しかし、マナー違反とはいえません。
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マナー違反ではないです。むしろ勝っている側の人が早く詰みを目指すべきです。
もちろん投了することも自由です。
傍観者が「まだ投げないなんて潔くない」などと言うことのほうが、マナー違反。
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どんな事があろうと最後まで諦めない。
現代では忘れ去られてしまった大和魂でしょう。
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そういう場合は、きれいに詰ましてあげるのが
いいと思います。
実力差があると、相手が形勢判断を間違うことが
多いのですし。
弱い側から見れば、きれいに詰まされるのも
いい勉強です。強い側として、詰み手順まで教えてあげるのは
いいことだと思います。
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単純に逆転不可能と思っていないのでしょう。
面白そうな手がある間は投了しないし。
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それほど大差を付けられる相手ですから、
たぶんあなたに比べてずいぶん格下の方だったのでは?
ということは先を読むこともまたあなたより下な訳ですから
この先どうなるか、あなたが見切りが付いた時点でも
まだやってみなけりゃわからないと思っているのでしょう。
私は気にしません。逆に最後まで指してくれたほうがうれしいですね。
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