米長永世棋聖がコンピューター将棋に破れました。
チェスのようにコンピュータ将棋が人間より強くなる時代が来るのでしょうか?
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それは間違いなく来るでしょう。そしてその時代は5年後くらいには
実現すると思います。早ければ2~3年後くらいに実現するかも
しれません。
電王戦の記者会見でも、米長永世棋聖は「読み合い、切り合いに
なったら人間は敵わない」と言ってましたし、渡辺竜王も解説で
「駒がたくさんぶつかるような難しい局面になると、人間は間違い易いが
コンピューターは瞬時に正解を指せるので、そういう局面にしていはいけない」
「30秒将棋ではすでにプロも勝てない」と言っていました。
将棋はミスをしないゲームですが、コンピューターは格段にミスが
少ないのです。人間は「神業の一手」を指せますが、ミスもあります。
コンピューターは神業が指せなくても、ミスをしにくいので、総合力で
勝てる可能性が高くなります。
そして最近のコンピューターでは、過去のプロの神業と言われる
絶妙手すら、かなりの確率で指せるようになっています。
人間はすでに終盤の入り口でコンピューターと互角の場合、
終盤の切り合いに勝てません。終盤の入口まで定跡化されて
いるような戦いになれば、すでに名人でも勝てないでしょう。
今の名人でもコンピューターに勝つには、普通に人間と指す
ように指していてはだめで、コンピューターの得意とする形に
ならないようにする、などの工夫が必要な段階になっています。
今の名人でも、コンピューター将棋の特性を知らずに、人間
相手と同様に指していたら、負けてしまう可能はあるでしょう。
ちなみに終盤の即詰みを読み切る時間も、人間が1時間
以上掛かる局面でも、コンピューターは1秒で解いてしまいます。
すでにいろいろな点で人間側がコンピューターに負けており、
何とか勝てる部分で大幅なリードを作って、逃げ切る、というのが
人間側の作戦になるかと思います。
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いずれ、竜王や名人がコンピューターに負ける日が来るでしょう。しかし、その運命の日はなるべく先延ばしにして頂きたいですね。
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いずれはくると思います。
現在は、トッププロには勝てないが、いずれは勝てると思います。
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