将棋にお詳しい方に質問です。 後手番石田流は無理筋ですか?
初手▲76六歩△34歩▲26歩△35歩のオープニングは、プロ間では全く指されていないようです。四手目△35歩は無理筋なんでしょうか?ネット将棋では後手を持って、結構やれている感じもするんですが・・・
先手居飛車側に、この四手目△35歩をとがめる手があったら、申し訳ないですが具体的な手順もふまえて解説してくれないでしょうか?後手石田を指している自分にとっては死活問題なんです笑
(プロ棋士の誰かが言ってましたが、「石田流は先手番専用、後手番ならゴキゲン中飛車を採用すると良い」らしいです。しかし、僕個人としては、ゴキゲン中飛車は、先手居飛車側の作戦に追随させられる感がありどうも好きになれません・・・)
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5手目は▲5六歩も有りますが
▲6八玉の方が最近のプロの実戦は多いです。
▲5六歩を突かせれば一度△4二飛として
△7二玉まで囲って▲6五角の筋を無くしてから
△3二飛と寄って升田式石田流を狙う
343戦法というものが有ります。
(ブログなども結構有ります)
これについて詳しい本は絶版になりましたが
「島ノート振り飛車編」です
http://www.amazon.co.jp/dp/4062116332/
かなりのアマ強豪も採用しています。
升田式石田流は角交換する将棋なので
▲5六歩が
格言「角交換に五筋を突くな」に反しているので
後手は飛車の動きで一手損をしても指す価値はあります。
▲6八玉に△3二飛とすると
▲2二角成 △同 銀▲6五角 △4二金 ▲8三角成 △3六歩
▲同 歩 △5五角 ▲7七桂 △3六飛▲3七歩 △7六飛
▲7八金
のような変化が考えられます。以下△7四歩と△7四飛がありますが
居飛車が少し指しやすいと思っているひとが多いです。
但し、かなり難解なので十分この選択もあります。
▲6八玉に先程と同様に△4二飛とする手も考えられます。
但し、これは後に△3二飛としても純粋な一手損なので
プロはあまり指す気がしないみたいです。
ただ、角交換将棋は手損が響きにくいので得意戦法なら
アマチュアレベルなら問題ないと思います。
明確に作戦負けするような手順はないです。
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残念ながら後手ではすぐに石田流はできません。
まず、▲5六歩とされると△3二飛とできません。
理由は飛車を振った瞬間に角交換から▲6五角と打たれ、
△3四角(2五角)の反撃が利かないので、(5六歩の効果で6七角成りがない。)
後手は4四歩と止めるしかありません。
そこで先手が▲2五歩△3三角の交換をすれば石田流は防げます。
しかし、そこから美濃に組んでから△5一角~3四飛とすれば石田流にできると思います。
あと、二手目3二飛戦法なら自然に石田流にできるかもしれません。
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