2012年3月8日木曜日

将棋に詳しい方。20年位前のNHK杯?で羽生さんが加藤一二三さんに対して放った[5...

将棋に詳しい方。20年位前のNHK杯?で羽生さんが加藤一二三さんに対して放った[5二銀]は今でも伝説として語り継がれていますが、
素人には何がどう伝説なのか分かりません。ただ当時の放送を見ると解説者が相当驚いていた様子が伝わり、やはりすごい一手だったのだなとは感じましたが・・・。ちなみに、一応将棋の経験は嗜む程度にはあります。


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放っておけば△1四角から詰みですし、△5二同金や△5二同飛でも1四角で詰みです。

よって仕方なく△4二玉ですが、▲61銀不成と金を取って、次に▲3二金からの詰めろがかかります。

ただ捨て同然の一手がまるで絵に描いたような決め手となった所に、美しさを感じる人が多かったのでしょう。

私も見て鳥肌が立ちました。



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テレビの30秒将棋、相手が元名人の加藤先生、そして羽生先生は

当時まだ若手の新鋭。この3要素があるからこその「伝説」でしょう。



手だけなら、中原先生の▲5七銀のほうが凄いですけど

あれは2日制の名人戦で、名人が指した手ですから

比較するのは難しいかと。


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残念ながら僕はそのときこの世に存在していなかったようです。言われればわかりやすい手で、プロなら思いつきそうなんですがね。それともテレビの将棋だから有名で残っているだけで、普段からあのような手は少しはあるんでしょうか?僕は昭和54年の第37期名人戦第4局の対米長戦での中原の5七銀の方がすごいと思いますよ。(終盤ただ手取れる馬を取らず、銀を動かして馬を自玉から離した。)

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